意思決定にかかわる6人の登場人物とは?

2020年8月26日

今回は『意思決定のメカニズム』のお話です。

意思決定者だけにフォーカスしない

昔、企業向けに、保険ではない高額製品のセールスをしていたときに学んだことは「意思決定者だけ」にフォーカスするのではなく、「意思決定者を含む、意思決定に影響を与える全ての役割」にフォーカスする、ということでした。

意思決定にかかわる6つの役割とは?

メリットを受ける役割

【A】欲しい人
商品を手にいれることで、課題が解決される人

【B】つかう人
商品を受け取り、商品を使う人

購買プロセスに登場する役割

【C】チェックする人
信頼性や合理性について考え、意見をする人

【D】アドバイスする人
見識をうかがわせる意見や主張をする人

【E】決める人(意思決定者)
商品購入にあたり、最終的な判断を下す人

【F】お金を払う人
商品購入にあたり、お金を払う人

営業先が小さな企業だと、上記C(アドバイザー)を除く、すべての役割が、目の前の商談相手が担っていることが多い。

営業先が大きな企業だと上記A~Fの役割を、それぞれ異なる人物が担っていることが多く、商談がうまくすすまない理由は、実は、商談に姿を現さない、意思決定者ではない周辺人物の影響が大きかった、ということがよくありました。

どこから反対意見が出ているのか?

保険の話で、初回面談で不在だったご主人様の影響で「商談が前に進まない」というケースがあると思います。

このケースにおいて
ご主人様は

  • どの役割から反対してきそうか?
  • どの役割から反対しているのか?

ということが把握できると、効果的なアクションができるかもしれません。

意味を感じているが、メリットを感じていない

【A】欲しい人
【B】つかう人

課題

ご主人様は、意味を感じているが、メリットを感じていない

対策

意味だけでなく、メリットを感じてもらう

ご主人様が「つかう人」になる話を全体の話の中の一つに入れてみる。
※購買プロセスに参加するだけの役目ではないと感じてもらう

とりあえず自分で調べてみたい

【C】チェックする人

課題

ご主人様は、とりあえず自分で調べてみたい

対策

自分が調べる前に、答えをもっていそうだと感じてもらう

少なくとも、現在加入の保険と同じ保障内容で、安い保険がある可能性が非常に高いことを伝える。
※次回面談に参加してみて、損はなさそうだと感じてもらう

専門家の話を聞いてみたい

【D】アドバイスする人

課題

ご主人様は、他の人の意見を聞いてみたい

対策

「お金に関する相談相手としてこの人はよさそうだ」と感じてもらう。
※営業マンではなく、専門家としての印象付けをする。

商談がうまくすすまない原因を無くしていきましょう!

「商品を買ってもらえない理由」ではなく
「商談がうまくすすまない原因」に対する対策として、

今回ご紹介をしました、「意思決定にかかわる6つの役割」

ぜひ、ご参考にいただければ幸いです。


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