独身男性から保険契約をもらうために絶対に忘れてはいけないポイント
2021年1月15日
保険営業をしていると、独身のお客様にアプローチすることも少なくありません。先日のコラム「独身女性への保険アプローチで絶対におさえておきたい3つのポイント」では、独身女性に対するアプローチについてお話しましたが、今回は独身男性のアプローチで絶対に忘れてはいけないことについてお話したいと思います。
独身男性から保険契約をもらうためには「遺族保障」の必要性を訴えてはいけない
「保険=遺族保障」という考えが一般的ですが(もちろんこれ自体は間違っていませんが)、独身男性に関して言えば “正解” ではありません。ニッセイ基礎研究所の調べによると、
- 医療保険や貯蓄型保険などの生存給付型保険
- 終身保険など資産形成効果があるもの
- 生命保険で節税効果があるもの
これらのポイントを一つずつ丁寧に訴求することが必要だと言われています。なぜ独身男性に遺族保障の必要性を訴えてはいけないのかと言うと、そもそも扶養すべき妻子がいないため、「保険=遺族保障=自分には不要=保険料の無駄」と考えるのは当然のことかもしれません。
上の表を見てもらえればわかるように、独身男性が保険に加入しない理由の多くは独身ならではのライフスタイルに訴求できていないからではないかということも読み取ることができます。
大切なのは独身男性のライフスタイルや将来設計を尊重すること
保険営業をしていると、独身男性の成約率が悪かったり、保険料単価が低くて悩んだりする場面が出てくるかもしれません。そんなときは、目先の契約にばかり目を向けずに、独身男性独特のライフスタイルや将来設計を尊重することに注力してみましょう。
例えば、
- 老後に単身だった場合の生活に必要な資金額と年金受給額
- いくら予算追加したら余暇や老後が楽しめるか
- 葬儀代や介護費用はいくら必要か
これらを具体的に計算して明示することで、独身男性に「何が必要か」「どうすれば良いか」を明確にイメージさせてあげることができます。
また、1日の大半を職場で過ごすことが多いことから、アプローチ方法としては職場配布物や勤務先へのメールが有効と言えます。また、時間や場所の制約をできるだけなくすことで相手のストレスを軽減させる意味では、メールや郵送、ネットでの資料提供や手続きも有効な手段です。
このように、独身男性にアプローチするときは、伝える内容、具体的な伝え方(明確な数字を根拠に)に気を付けることが大切です。そして、最も大切なのは独身男性特有のライフスタイルや将来設計を尊重するということです。
これらのポイントを忘れずに、独身男性へのアプローチをしていけば自然と契約も増えていくことでしょう。